ahamo(アハモ)と楽天モバイルお得なのは?
料金・通信・回線速度を徹底比較!
例を挙げましょう。ahamoは月2,970円で20GBが使えるシンプルなプランです。一方、楽天モバイルは使った分だけ払う従量制で、20GB超になると月3,278円でデータが無制限になります。パッと見るとほぼ同じ価格帯に見えますが、毎月30GBや50GB使う人にとっては「同じ3,000円台でデータ無制限か、20GBで打ち止めか」という大きな違いになります。
逆に、月5〜10GB程度しか使わない人が楽天モバイルに乗り換えると月2,178円以下に収まり、ahamoより安くなります。しかし楽天回線がまだ届きにくいエリアに住んでいれば、速度や安定性に不満が出るかもしれません。
こうした「条件ひとつで判断が丸ごと変わる」ポイントを、この記事で順番に整理していきます。
カタログスペックより「日常の体感」で考える
ahamoはNTTドコモの回線、楽天モバイルは自社の楽天回線とKDDI(au)のローミング回線を組み合わせて提供しています。ここが両者の根本的な違いです。楽天回線エリア内であれば通信品質は良好ですが、エリア外ではKDDIのローミングに切り替わるため、速度や利用条件が変化します。
実測ベースの参考値(2024年末〜2025年調査)では、最も混雑する昼休み帯(12〜13時)にahamoが平均約38Mbps、楽天モバイルが楽天回線エリア内で平均約30Mbps前後という数字が出ています。朝の比較的空いた時間帯ではahamo約98Mbps、楽天モバイル約70〜90Mbps程度です。いずれも動画視聴・ビデオ通話・SNS利用では支障が出るレベルではありません。
ただし、これはあくまで「楽天回線がしっかり入る場所」での話です。
ドコモは日本国内で最も広いエリアカバー率を持つキャリアです。山間部・離島・地方の過疎地など、他社の電波が届かない場所でもドコモだけつながるエリアは今でも少なくありません。実家への帰省が多い方や、登山・キャンプなどのアウトドアを楽しむ方にとって、ahamoのエリアの広さは明確な強みになります。700MHz帯のプラチナバンドを全国規模で展開しているため、建物の中や地下でも電波が安定しやすいのも特長です。
楽天モバイルの強みは、楽天回線エリア内ならデータが無制限で使えることです。東京・大阪・名古屋をはじめとする主要都市では楽天回線のカバーが着実に広がっており、都市部を中心に生活している方であれば日常的に快適な通信を享受できます。動画のストリーミングやテザリングを気兼ねなく使いたいヘビーユーザーにとって、上限なしで使えるのは他にはない安心感です。
ただし地方・山間部・地下など電波が届きにくい環境では、KDDIローミングに切り替わるケースがあります。この点は事前に公式のエリアマップで確認しておくことを強くおすすめします。
どちらが速いかという比較より、「自分の生活圏で楽天回線がきちんと使えるか」を先に確認することが重要です。都市部在住のヘビーユーザーなら楽天モバイル、地方への移動が多い方や安定性を優先したい方はahamoが向いています。
「毎月何GB使うか」で答えが変わる
2025年2月時点の基本料金を整理します。
ahamoは月2,970円(20GB)の一本プランです。大盛りオプション(+100GB)を追加すると月4,950円になります。追加オプションを使わなければ毎月ほぼ同じ金額が請求される、予測しやすい設計です。
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は3段階の従量制で、〜3GBが月1,078円、3〜20GBが月2,178円、20GB超が月3,278円(データ無制限)という仕組みです。使わない月は自動的に安くなり、たくさん使う月でも3,278円で頭打ちになります。
毎月20GBを超えるヘビーユーザー
楽天モバイルが圧倒的に有利です。月3,278円でデータ無制限なのに対し、ahamoで20GB超を使おうとすると大盛りオプションを追加して月4,950円が必要になります。その差は月1,672円、年間で約20,000円です。動画・テザリング・ゲームをよく使う方には、楽天モバイルへの乗り換えだけで年間2万円の節約につながります。
毎月10〜20GB程度の中量ユーザー
この使用量帯では両者が接近します。楽天モバイルは最大2,178〜3,278円、ahamoは固定2,970円です。ここで差が出るのが通話料です。ahamoは5分無料通話が月1,100円の別途オプションですが、楽天モバイルはRakuten Linkアプリ経由で国内通話が完全無料・無制限です。電話をよくかける方なら、楽天モバイルのほうが実質かなり安くなります。
毎月3GB以下の軽量ユーザー
楽天モバイルが有利です。月1,078円という水準はahamoの2,970円と比べると年間約22,700円の差になります。ただしこの場合も、楽天回線エリアの確認だけは忘れずに行ってください。
見落としやすい費用の差
月額だけ比べていると気づきにくい出費があります。通話関連で言うと、ahamoはかけ放題オプションが月1,650円かかるのに対し、楽天モバイルはRakuten Linkアプリを使えば追加費用ゼロで無制限通話が可能です。頻繁に電話をかける方がahamoを選ぶと、実質的な月額は4,000円を超えることになります。MNP転入手数料・SIM発行手数料はどちらも基本無料です。楽天モバイルはキャンペーンが豊富で、乗り換えポイント還元を実施していることも多いです。
スペック表には載っていない「実際のデメリット」を先にチェックしておきましょう。
落とし穴①:楽天モバイルは申し込み前にエリア確認が必須
楽天モバイルの電波品質は、楽天回線エリア内かどうかで大きく変わります。2025年時点で都市部のカバーは大幅に改善されていますが、地方・山間部・地下などではまだ十分でないエリアも存在します。「申し込んでみたらほとんどKDDIローミングだった」という話は今でも聞かれます。自宅・職場・よく行く場所を楽天モバイルの公式エリアマップで確認してから申し込むことを強くおすすめします。
落とし穴②:ahamoは海外利用において別格の強さを持つ
ahamoは海外82カ国・地域で追加料金なしに20GBまでデータ通信が利用できます。年1回程度の海外旅行でも、現地SIMの購入やレンタルWi-Fiが不要になり、コスト・手間の両面で大きなメリットがあります。楽天モバイルも海外対応はしていますが、対応エリアや費用条件が異なります。少しでも海外に出る機会がある方にとって、ahamoの無料ローミングは年間を通じて無視できない差になります。
落とし穴③:楽天モバイルの通話無料はアプリ経由が前提
楽天モバイルの国内通話無料は「Rakuten Linkアプリ」から発信することが条件です。通常の電話アプリで発信すると22円/30秒の通話料がかかります。使い慣れれば問題ありませんが、家族みんなで使う場合や操作に不慣れな方がいる場合には注意が必要です。
落とし穴④:ahamoはデータが余っても翌月に繰り越せない
20GBのうち使い残した分は月末に消えます。出張や旅行の少ない月に「もったいないな」と感じても、翌月には持ち越せません。楽天モバイルは従量制なので、使わなかった月は自動的に請求額が下がります。月によってデータ使用量の波が大きい方には、楽天モバイルのほうが長い目で見てコスパが高くなります。
落とし穴⑤:ahamoは基本オンライン完結、店舗対応には限界がある
ahamoはオンライン専用設計のため、ドコモショップで手続きができないケースがあります。楽天モバイルも主にオンライン申し込みが中心ですが、楽天モバイルショップが全国に展開しており、設定や相談を対面で受けることが可能です。スマホの設定が得意でない方、何かあったときに直接店舗に行きたい方は、この点も判断材料にしてください。
質問に答えていくと自分のケースが見えてくる
ahamoが向いている人
- 楽天回線エリア外に移動することが多い方
- 年に1回以上海外に行く方
- 毎月20GB前後を安定して使う方
- シンプルに固定料金で管理したい方
- 地方や山間部をよく移動する方
こうした条件に複数当てはまるなら、ahamoが正解です。
楽天モバイルが向いている人
- 都市部在住で楽天回線エリアをしっかりカバーできている方
- 毎月20GB超を使うヘビーユーザー
- 国内通話を頻繁にかける方
- 使用量によって毎月の料金を変えたい方
- 楽天ポイントや楽天市場をよく使っている方
こうした条件に複数当てはまるなら、楽天モバイルが正解です。
細かいスペックを確認したい方向けに整理します。
| 項目 | ahamo | 楽天モバイル |
|---|---|---|
| 運営 | NTTドコモ | 楽天モバイル株式会社 |
| 使用回線 | ドコモ回線 | 楽天回線(一部エリアでKDDIローミング) |
| 基本料金 | 20GBで月2,970円 大盛り+100GBで月4,950円 | 〜3GB 月1,078円 3〜20GB 月2,178円 20GB超 月3,278円(無制限) |
| 通話料 | 22円/30秒 | 22円/30秒(Rakuten Link利用で無料) |
| 5分無料通話 | 月1,100円(オプション) | Rakuten Link経由で無料かつ無制限 |
| かけ放題 | 月1,650円 | Rakuten Link利用で追加費用ゼロ |
| データ繰り越し | 非対応 | 従量制のため余剰なし・使った分だけ請求 |
| 海外利用 | 82カ国・20GBまで無料 | 別途条件の確認が必要 |
| 店舗サポート | 基本オンラインのみ | 全国に楽天モバイルショップあり |
| eSIM・テザリング | 対応 | 対応 |
| MNP転入手数料 | 無料 | 無料 |
| 5G対応 | エリア拡大中 | エリア拡大中 |
| ポイント連携 | dポイント | 楽天ポイント(楽天市場等と連携) |
MNPワンストップ制度のおかげで、キャリア乗り換えの手間は以前と比べてかなり簡単になりました。新しいキャリアで申し込みを完結させるだけで、元のキャリアへの解約連絡は不要です。
▶ ahamoへの乗り換え手順
dアカウントを用意する
ドコモユーザーはそのまま使用可。新規の方はdアカウント作成から始めます。
ahamo公式サイトで申し込み
本人確認書類をスマホのカメラで撮影・アップロードするだけで手続きが完結します。MNPワンストップ対応なので元のキャリアへの連絡は不要です。
SIMまたはeSIMで開通
eSIM対応機種なら申し込み当日から使い始めることができ、物理SIMは2〜4日で届きます。
▶ 楽天モバイルへの乗り換え手順
楽天IDを用意する
楽天市場などのIDがあればそのまま使用可。新規の方は楽天IDの作成から始めます。
楽天モバイル公式サイトまたはショップで申し込み
こちらもMNPワンストップ対応で、元のキャリアへの解約連絡は不要です。eSIM対応機種なら最短当日から開通できます。
Rakuten Linkアプリをインストールして設定確認
開通後はRakuten Linkアプリをインストールして無料通話の設定を確認しておきましょう。物理SIMは2〜4日で届きます。
月末〜月初が最もお得です。多くのキャリアは月途中解約でも日割り計算をしないため、月の初日に新規開通すれば旧キャリアへの無駄な支払いを最小化できます。楽天モバイルはキャンペーンを頻繁に実施しているため、乗り換えポイント還元や端末割引の時期を狙うのも賢い選択です。
まとめ:3つの軸で考えれば迷わない
毎月のデータ使用量
20GBを超えるなら楽天モバイルの無制限プランのコスパは際立ちます。
行動エリアと楽天回線のカバー状況
都市部中心の生活なら楽天モバイルで問題なし。地方・山間部への移動が多いならahamoの安定感に軍配が上がります。
海外利用と通話頻度
海外に行くならahamoの無料ローミング、国内で頻繁に電話をかけるなら楽天モバイルの無料かけ放題が光ります。
月1,000円の差は年間12,000円、5年間で6万円になります。今日この記事で確認した内容を、ぜひ乗り換えの判断に役立ててください。
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